2024.03.01
鹿との闘い
カテゴリ: タグ:- 今日、明日の造園工事の準備のため、山の圃場へ仮植した樹木たちを掘りに行くと、
- 張り巡らした鹿よけネットの一部がいたずらされていました。
- おそらく鹿が角でひっかけたものだと思います。
山に仮植する際に一番気を付けたのが鹿の食害。
いろいろ考えましたが、物理的にネットを張り巡らすことが一番の対策という事に行きつき、
山の圃場はすべてこの鹿よけネットを張り巡らしてあります。
倒木で倒されたり、前述のように鹿にいたずらされたりするので、定期的なメンテナンスは欠かせません。
最初はこんなものでどれだけの効果が。。。
と思ってましたが、数年たってからの状況を見ると効果が一目瞭然
- ネットの外はほとんど灌木が生えていませんが、ネットの中は緑であふれています。
- この中には購入して仮植したものもありますが、そのほとんどは自然に生えてきたもの。
- このお借りしている山は管理が行き届いており、適切な間伐、枝打ちがされているので
- 地面に十分な日の光が届いています。
- ネットの中が本来の姿で、シカがいなければ自然に森が育ち更新されていくはずです。
- 森の再生などで各地で間伐が行われていたり、植林がなされたりしていますが、これを見るとまずは鹿の食害対策をしなければ本来の目的が果たせそうにありません。
- オオカミが日本の森から姿を消して、シカが食物連鎖の頂点いるという歪んだ生態系を人間が作り出してしまいました。
- だからと言ってオオカミを放つわけにもいかず、今はハンターさんたちの害獣駆除に頼るしかないのが現状です。
- 実害を受けている身として、自身も何か有効な対策を模索しながら山の環境本来の形に戻していく取り組みができたらと思います。