山と街をつなげる庭づくり、fanlandscape。

ブログ「やまんちゅのよもやま話」

2017.06.22

水辺の心地よさ

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先日研修旅行で訪ねた京都の無鄰菴。ここは明治時代に山縣有朋が
造った京都の別荘ですが、ここは庭が素晴らしく、広々とした庭園の敷地には
様々な樹木が植えられ、芝生から自然に遷移したといわれる苔が樹木たちの足元を
被っていて、造られた庭というよりも自然の風景を感じました。
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極めつけはこの庭には『川』が『流れて』いること。
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琵琶湖疏水から引いた水の流れは庭の奥の3段の滝から始まり、途中池にになった後、
最後は建物の前を軽やかな瀬音を立てながら敷地外へと抜けていく。
遠方の東山の風景も借景として取り入れられていて山から流れ出る本当の川のようです。
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建物の畳に座り、その涼やかな瀬音を聞いていると何とも心地よく幸福な気分になります。
やはり、庭に水の音が加わるとより心地よい空間になると感じました。
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自分たちが作っている『雑木の庭』に『川』
何とも魅力的な組み合わせです。

これからうまく取り入れられたらと思います。