2017.06.26

モズの「はやにえ」

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造園用の樹木を仮植した畑にはよく鳥のモズがやってきます。
こんな鳥です。

このモズには「はやにえ」という習性があります。

どんなものかというと・・・

 

こんな風に木の枝にカエルや虫を刺していきます。
食べやすいように、保存食とするため、そもそも本能的に・・・・などなど
色々な説があるようですが、実際のところはまだわかっていません。

漢字で書くと『早贄』。早い生贄とは物騒な気もしますが、『初物の供え物』という意味もあるようです。

モズは秋になると頻繁にはやにえを行います。それと同時に鋭く鳴く「高鳴き」をします。
なわばりを主張する鳴き声ですが、この鳴き声が聞こえると75日以内に霜が降りると言われています。

モズの冬のはじめの何者かへの供え物。そんな風に考えるとこのはやにえも単純な習性ではなく何か深い意味があるように思えてきます。

モズに限らず、雑木の森、雑木の庭には様々な鳥たちが訪ねてきます。
また何か変わった鳥を見たらご紹介したいと思います。